Ubuntuでディレクトリを削除するためのコマンドを2通り説明します。
- rm -r ディレクトリの中にあるファイルやディレクトリごと削除
- rmdir 空のディレクトリのみ削除
ディレクトリの削除を行うと、削除の取り消しは出来ません!!
削除するディレクトは間違っていないか、中に必要なデータは残っていないかを十分に確認してから作業を行ってください。
rm -r によるディレクトリの削除
ディレクトリを削除する場合は、rmコマンドに-rオプションを指定します。
このコマンドを使用すると、ディレクトリの中にファイルやディレクトリが存在する場合も中のデータごとディレクトリを削除することが出来ます。
rm -r ディレクトリ
/home/tamohiko/project/project-a/ディレクトリを実際に削除してみます。
$ rm -r /home/tamohiko/project/project-a/
lsコマンドで確認すると、ディレクトリが削除されたことがわかります。
$ ls -l /home/tamohiko/project/ 合計 0
-rオプションを指定しないと、ディレクトリですというエラーメッセージが表示されて、ディレクトリを削除することが出来ません。
$ rm /home/tamohiko/project/project-a rm: cannot remove '/home/tamohiko/project/project-a': Is a directory ### 日本語環境ではこんな感じのエラーメッセージが表示されます $ rm /home/tamohiko/project/project-a/ rm: '/home/tamohiko/project/project-a/' を削除できません: ディレクトリです
rmdirによるディレクトリの削除
rmdirコマンドを使用すると、中身が空のディレクトリを削除することが出来ます。
rmdir ディレクトリ
実際にrmdirコマンドでディレクトリを削除し、ディレクトリ削除されていることを確認してみます。
$ rmdir /home/tamohiko/project/project-a $ ls -ld /home/tamohiko/project/project-a ls: cannot access '/home/tamohiko/project/project-a': No such file or directory
次に、中にファイルがあるディレクトリの削除を行ってみます。
ディレクトリが空では無いというエラーメッセージが表示されて、ディレクトリの削除を行うことが出来ません。
$ ls -l /home/tamohiko/project/project-b total 0 -rw-rw-r-- 1 tamohiko tamohiko 0 Jul 4 21:28 testdata $ rmdir /home/tamohiko/project/project-b rmdir: failed to remove '/home/tamohiko/project/project-b': Directory not empty ### 日本語環境ではこんな感じのエラーメッセージが表示されます $ rmdir /home/tamohiko/project/project-b rmdir: '/home/tamohiko/project/project-b' を削除できません: ディレクトリは空ではありません
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